WEKO3
アイテム
α-シヌクレイン陽性細胞質内封入体形成時に誘導されるヒトグリア細胞由来エクソソーム内マイクロRNAの同定
http://hdl.handle.net/10191/00051799
http://hdl.handle.net/10191/0005179901cb799c-affc-4206-9d10-d44356ebd07f
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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本文 (2.2 MB)
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要旨 (571.5 kB)
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
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公開日 | 2020-08-31 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | α-シヌクレイン陽性細胞質内封入体形成時に誘導されるヒトグリア細胞由来エクソソーム内マイクロRNAの同定 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 多系統萎縮症 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | αシヌクレイン | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | エクソソーム | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | マイクロRNA | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | バイオマーカー | |||||
資源タイプ | ||||||
資源 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||
タイプ | thesis | |||||
その他のタイトル | ||||||
その他のタイトル | Identification of miRNAs in exosomes from human glial hybrid cell line with cytoplasmic alpha-synuclein inclusions | |||||
著者 |
笠原, 壮
× 笠原, 壮 |
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著者別名 | ||||||
識別子 | 178002 | |||||
識別子Scheme | WEKO | |||||
姓名 | Kasahara, Sou | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 近年,多系統萎縮症 (multiple system atrophy; MSA) の診断バイオマーカーとして,患者血液や脳脊髄液中のマイクロ RNA (micro RNA; miRNA) が報告されている.しかし,早期診断の為には,罹患細胞の細胞死による副次的な変化を除外する必要がある.そこで,罹患細胞が細胞死に至る前の病態を反映した miRNAを解析する試料として,エクソソーム (exosome) に着目した.エクソソームは,細胞外小胞 (small extracellular vesicle; sEV) の 1 種であり,内部の物質は分泌細胞の環境を反映する.MSA では,主にオリゴデンドロサイトにて α シヌクレイン陽性の細胞質内封入体を認めることから,まず,この病態を反映する細胞モデルを作成し,その細胞由来のエクソソーム内に特徴的なmiRNAが存在するか否かを検証することを目的とした.ヒトオリゴデンドロサイト系培養細胞において,αシヌクレイン遺伝子と線維化 α シヌクレイン蛋白を共導入し,αシヌクレイン陽性細胞質内封入体を形成した.その際の細胞培養培地から,超遠心法を用いてエクソソームを含む sEV分画を分離した.αシヌクレイン陽性封入体形成の有無の 2 群において,sEV 分画から抽出したエクソソーム RNA について,マイクロアレイにより,2,578 種類の miRNA の発現量を解析した.両群のいずれかで発現を認めた miRNA は1,036 種類あり,両群間で発現量に統計学的有意差を認めた miRNA は 117 種類であった.これらを用い階層クラスター分析を行ったところ,αシヌクレイン陽性封入体形成の有無に分類できた.また,αシヌクレイン陽性細胞質内封入体形成時に,2 倍以上の発現変化を認めた miRNA は 29 種類あり,28 種類が増加,1種類が減少していた.この内,MSA 患者体液中で発現変化が報告されており,挙動が一致していたのは,発現が増加したhsa-miR-663a のみであった.さらに,MSA患者において発現が低下するgamma aminobutyric acid A receptor associated protein に対するmiRNA2種類をはじめ,オートファジー障害やαシヌクレインのミスフォールディングとの関与が示唆される miRNA の増加など,MSA 病態の解明につながる可能性のある miRNA の変化を見出した.本研究では,ヒトオリゴデンドロサイト系培養細胞において,αシヌクレイン陽性細胞内封入体形成時に,エクソソーム内に特異的な miRNA 発現プロファイルがあることを見出した.この変化は,今後,ヒト患者組織や体液検体にて検証する必要がある.また,本研究において確立したエクソソームの分離およびエクソソーム RNA の抽出手技は,様々な検体に応用が可能であり,MSA 以外の神経変性疾患も対象としうる.この手技を用い,疾患特異的な診断バイオマーカーの開発や病態解明を進めていくことが期待される. | |||||
著者版フラグ | ||||||
値 | ETD | |||||
学位名 | ||||||
学位名 | 博士(医学) | |||||
学位授与機関 | ||||||
学位授与機関名 | 新潟大学 | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2020-03-23 | |||||
学位授与番号 | ||||||
学位授与番号 | 13101甲第4676号 | |||||
学位記番号 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 新大院博(医)甲第910号 |