@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009994, author = {遠藤, 直人}, issue = {5}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {May}, note = {高齢者は加齢に伴う種々の疾患を複数以上有している方が多く, 患者さんへの治療, ケアは医療面, 介護の面で大きな人的労力, 経済的負担を要するものである. 健康長寿のためには, 高齢者の健康維持が重要で, 加齢による疾患の病態解明, 寝たきりや要介詔の要因・障害因子の解明が必要である. 要介護の要因として脳血管障害 (脳卒中) が最も多く, 認知症, 高齢による衰弱, 運動器 (関節疾患, 骨折) が次いで大きな割合を占めている. 加齢性疾患相互の関係を明らかにし, 共通の危険因子に対する包括的, 総合的なアプローチによる治療・予防を講ずることが効果的で有効である. そのためには患者さん全体を総合的, 包括的に診療・評価し, 長期にわたり経過を観察する大規模な疫学的研究が必要である. 2010年からは文部科学省「寝たきりゼロを目指した多面的オミックス疫学研究 : 佐渡島をフィールドにした統合的医療データベースの確立と解析」として臓器連関センターの設置, 5年計画のプロジェクトに発展するまでにいたった. 本センターでは佐渡プロジェクト (正式にはPROST プロジェクト) 「寝たきりゼロをめざして」を目標として研究を進めている. 包括的前向き解析研究で, 参加者を募り, 医療面接・問診, 身体計測, 生化学検査, 嗜好歴, ADL, 運動機能, 画像検査, 認知機能, 口腔内歯牙状態の把握をおこない, データーベース化する. 本事業の成果としては 1) 臓器連関に基づく寝たきり予防する予後因子の解明, 2) オミックス疫学研究の推進, 3) 若い医師に魅力ある医療フィールドの構築, 4) 臓器別のみでなく, 総合的に捉える医師の育成, 5) 地域にとって魅力ある医療, 福祉圏の提案につながるものと期待される. また本事業を通して医療による地域再生, 臨床研究の推進と人材育成をめざすものである.}, pages = {243--247}, title = {佐渡島をモデルとした寝たきりの発症における多臓器関連の解明と予防に関する臨床疫学的研究}, volume = {125}, year = {2011} }