@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009974, author = {畔上, 悠}, issue = {6}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jun}, note = {食道癌手術患者は通過障害による摂食不良のため, 術前より低栄養状態を呈することが多かったが, 近年は生活習慣の変化, 診断技術の進歩やがん検診の普及により術前に過栄養の症例も増加している. また, 手術侵襲が大きい食道癌手術では, 術後合併症の発生頻度が高く, 合併症の発生が致命的となることがある. そこで今回, 術前過栄養と術後合併症の関係についてretrospectiveに検討した. 対象者は胸部食道癌手術患者56名とし, 術前栄養状態を術前体重の理想体重 (IBW) に対する割合 (%IBW) で表し, 術後合併症と%IBWとの関連を比較した. また合併症を感染性と非感染性に分けて%IBWとの関連を検討し, さらに開胸食道切除術と非開胸食道切除術を比較し, 術式との関連も検討した. 結果では, 手術例全体では%IBWは術後合併症あり群 (P群) が合併症なし郡 (N群) に比し有意に高値 (p<0.05) であった. 感染性合併症では両群に差を認めなかったが, 非感染性合併症はP群が有意に高値 (p