@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009931, author = {西川, 太郎}, issue = {8}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Aug}, note = {【背景】脳幹部の微細な神経路・神経核の位置を正確に同定することは, 診断及び治療上, 極めて重要であるにも拘わらず, それらを臨床画像として正確に捉えることが検証されている方法論は未だ存在しない. 一方, 脳幹部の神経路を描出するのに優れている方法論として3DAC-PROPELLER (three-dimensional anisotropy contrast-periodically rotated overlapping parallel lines with enhanced reconstruction) 画像法が報告されている. 【目的】本研究は, 3DAC-PROPELLER法を用いて, 脳幹部の神経路・神経核をどの程度同定することが出来るかを検証することを目的とした. 【対象】健常人40名 (男21名, 女19名 : 年齢19~53歳, 平均23.4歳) を対象とした. 【方法】3 tesla-MRI装置を使用し, 3DAC-PROPELLER法を用いて, 中脳下部, 橋上部, 橋下部, 延髄の4部位にて, 軸位断画像を撮像した. 各部位の画像を左右別々に, 3名の評価者が5神経路 (皮質脊髄路, 内側毛帯, 内側縦束, 中心被蓋路, 脊髄視床路) と, 脳神経核を中心とした10神経核 (動眼神経核/滑車神経核, 三叉神経脊髄路核, 外転神経核, 顔面神経核, 前庭神経核, 舌下神経核/舌下神経前位核, 弧束核, 青斑核, 上オリーブ核, 下オリーブ核) を視覚的に評価した. 【結果】検討した5神経路は全例で同定可能であった. 10神経核の内, 青斑核, 上オリーブ核は一部の被検者 (それぞれ1.3%および6.9%) で同定が困難であったが, 残りの8神経核では全例で同定可能であった. 【結論】3DAC-PROPELLER法は, 脳幹部の微細な神経路のみならず神経核の描出においても有用な画像法であることが検証された.}, pages = {415--425}, title = {3DAC-PROPELLER法による脳幹部神経路および神経核の描出についての検討}, volume = {125}, year = {2011} }