@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009901, author = {清水, 満美}, issue = {10}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Oct}, note = {【目的】本研究は, 小児期から若年成人期にかけての脳成熟に伴う, 大脳皮質および小脳皮質のグルタミン酸 (Glu) の変化を, 3.0T proton magnetic resonance spectroscopy (^1H-MRS) を用いて明らかにすることを目的とした. 【方法】小児群 (4-13歳, 11例), 若年成人群 (18-33歳, 11例) から成る健常人22例を対象とした. 本研究は新潟大学倫理委員会の承認のもと, 書面によるインフォームドコンセントを得て施行した. 3.OT MR装置を用いて, 前頭葉皮質, 後頭葉皮質および小脳虫部におけるシングルボクセル^1H-MRSを撮像した. スペクトルの解析にはLCModelを用い, Gluのクレアチン化合物 (Cr) に対する比を算出した. 【結果】前頭葉皮質及び後頭葉皮質におけるGlu/Crは年齢と負の相関を示した. 小脳虫部におけるGlu/Crは年齢との相関を示さなかった. 【結論】本研究により, 小児期から若年成人期にかけて, 大脳皮質のGlu/Crが年齢依存性に低下することが明らかにされた. このGlu/Crの低下は, 大脳の神経回路綱が成熟する過程で生じる, 皮質シナプス密度の低下と代謝コンパートメントの変化を反映していると考えられた. 大脳皮質のGlu/Crは, 3.0T^1H-MRSを用いることにより生体で非侵襲的かつ簡便に評価可能であり, 大脳皮質における神経回路網の成熟を反映する指標として有用である可能性がある.}, pages = {547--552}, title = {3.0T^1H-Magnetic Resonance Spectroscopy を用いた小児期及び若年成人期における大脳皮質glutamateの解析}, volume = {125}, year = {2011} }