@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009900, author = {畦地, 裕統}, issue = {10}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Oct}, note = {AMPA受容体は4つのサブユニット (GluA1-4) がホモ, あるいはへテロの4量体を形成することで機能している. このサブユニット構成 (組み合わせ) の違いによってAMPA受容体の生理学的特性や受容体輸送が調節されていることが知られている. そのため, AMPA受客体の役割を明らかにする上で, 各サブユニットの量を知ることは重要であるが, 生体におけるそれらの量の多寡はよく分かっていない. 本研究では, ウエスタンブロットを用いてAMPA受容体サブユニットの定量を行った. まず, 各AMPA受容体抗体の相対的な抗体力価を調べるために, 3つのキメラタンパク質 (GluA2/1, GluA3/1, GluA4/1) を作製した. これらのキメラタンパク質を各AMPA受容体サブユニット抗体で検出し, そのシグナル強度を比較することで各抗体の相対的な力価を決定した. そしてこれらの抗体価に基づいて各脳部位の細胞画分におけるAMPA受容体の相対量を定量した. その結果, 大脳皮質ではGluA2とGluA3が多かったのに対し, 海馬ではGluA1とGluA2が多かった. また, GluA2の量はGluA1とGluA3を合わせた量とほぼ等しく, カルシウム透過型AMPA受容体の特性を反映した結果と考えられた. 小脳では, 4つのサブユニットの量に違いはなく, GluA2を含まない (カルシウム透過型) AMPA受容体の存在を示していた. 更に, AMPA受容体量は脳部位や細胞画分によって異なった. これらの結果は脳部位によるAMPA受容体の機能と役割の違いを反映していると考えられる.}, pages = {532--546}, title = {脳内AMPA型グルタミン酸受容体サブユニット分布の定量的解析}, volume = {125}, year = {2011} }