@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009866, author = {小林, 隆 and 蛭川, 浩史 and 内藤, 哲也 and 添野, 真嗣 and 下田, 傑 and 佐藤, 優 and 松岡, 弘泰 and 多田, 哲也 and 畠山, 勝義}, issue = {12}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {周術期に使用した弾性ストッキングにより腓骨神経麻痺を合併した2症例を経験した. 症例1 : 66歳男性. 膵癌のため全身麻酔下に幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した. 術後第3病日に両足のしびれが出現し弾性ストッキングを外した際, 両足ストッキングのずり落ち, 膝下腓骨小頭付近で折れ返り, 同部の絞扼痕を認めた. その後も両足のしびれと歩行障害が継続するため, 術後第29病冒整形外科受診し弾性ストッキングによる圧迫が原因の両側腓骨神経麻痺と診断された. 理学療法を開始し術後約2ヶ月で軽快した. 症例2 : 38歳異性. 慢性膵炎のため硬膜外麻酔併用の全身麻酔下に十二指腸温存膵頭切除術が施行した. 術後第2病日に左下肢の感覚障害と運動障害が出現したため弾性ストッキングを外した. ストッキングの装着に一見異常はなかったが, ずり落ち防止のゴム部分に一致して, 膝下に絞扼痕を認めた. 弾性ストッキングによる左腓骨神経麻痺と診断され理学療法を開始した. 術後約6ヶ月で軽快した. 静脈血栓塞栓症予防の弾性ストッキング使用の際は, 腓骨神経麻痺の合併に留意する必要がある.}, pages = {682--685}, title = {弾性ストッキングにより生じた腓骨神経麻痺の2例}, volume = {125}, year = {2011} }