@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009787, author = {渡辺, 輝浩}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {小児悪性腫瘍は稀少疾患であり, かつては不治の病であったが, 現在5年生存率は約80%に達し, 治癒を見込めるようになった. 一方, 治療後数年ないし十数年を経て, 治療に伴う様々な晩期合併症が報告されるようになった. anthracycline系薬剤による心筋障害等成人領域でも認められる合併症から, 発達途上にある小児でなければ生じ得ない成長発達の異常, 性腺・二次性徴の異常, 精神心理面の問題, 生命予後に直結する二次性悪性腫瘍まで多岐に亘り, 社会性の獲得, 学習・進学, 更には就労, 結婚, 出産等にも大きな影響を与えている. 今後の目標は, ただ単に「生き残ること」から「qualityの保たれた生存」へと進化しつつある. これからの小児悪性腫瘍の治療は, 治癒後の長い人生への影響を十分に考慮して行うべきである. また治療終了後は, 成人とは質的に異なる長期的で全人的, 系統的な医療介入が必要と考えられ, 多くの診療科の医師の他, 看護師・保健師, 臨床心理士, ソーシャルワーカーなど多種の医療者が関わるべきと考えられる.}, pages = {65--68}, title = {1 小児悪性腫瘍の長期予後と晩期合併症(Child Cancer Survivors : 長期予後とQOLの改善に向けて,第654回新潟医学会)}, volume = {126}, year = {2012} }