@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009786, author = {犬束, 歩 and 岸, 将史}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {神経細胞の極性化, すなわち軸索突起と樹状突起の選別, に関わるシグナル分子は近年になって複数報告されて来ましたが, その in vivo での必要性が遺伝学的に証明されたものは多くありません. 我々は神経系に特異的に発現するセリンスレオニン蛋白キナーゼSADキナーゼの遺伝子欠損マウス作製とその解析を世界に先駆けて行い, SADキナーゼが神経細胞極性化に必須な分子であることを明らかにしました. 更に, その作用機構を解析するため, SADキナーゼの直接的なターゲットとなりうるペプチド配列を有する分子を検索し, それらの中でアクチン繊維の制御因子であるSlingshot1フォスファターゼが in vitro でSADキナーゼの極めて良い基質となることを明らかにしました. この結果は, SADキナーゼが少なくとも部分的にはSlingshot1の下流に位置するCofilinによるアクチン繊維の制御を通じて神経細胞極性化を引き起こしているいという可能性を示唆しています.}, pages = {61--64}, title = {SADキナーゼによるSlingshot1フォスファターゼを介した神経細胞極性化の分子機構}, volume = {126}, year = {2012} }