@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009650, author = {木村, 慎二}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {昨今の高齢化社会に伴い, 脊椎変性疾患は増加の一途をたどっている. 変形性膝関節症, 変形性腰椎症などの運動器疾患による有痛患者は非常に多いことが報告されている. また, 麻痺を伴う脊髄損傷の発症頻度は人口100万人あたり年間40.2人である. 脊椎変性疾患や脊髄損傷の予後予測は今まで定量的指標がなかった. しかし, 我々の動物実験及び臨床研究の結果で, 髄液内一酸化窒素 (NO) 濃度が脊椎変性疾患や脊髄損傷の術後及び経過観察時の改善度と負の相関をしたことより, 予後予測因子として, 臨床応用される可能性がある. 腰痛症に対するリハビリテーションについて, 牽引療法と温熱療法はともに効果が期待できないとの研究報吉がある. 一方で効果的な運動療法の代表的なものはマッケンジー体操を含む筋力強化訓練, ウイリアムス体操を含むストレッチングとエアロビックス (心血管持久性運動) がある. 脊髄損傷のリハビリテーション効果はADLの改善指標として, FIM (Functional Independence Measure, 機能的自立度評価表) を用いる. 筋力の回復は数か月でピークに達するのに対して, FIMの改善がピークに達するのに半年を要することがしばしばである. 近年, HAL (Hybrid Assistive Limb) と呼ばれるロボットスーツが開発され, 不全脊損患者の歩行能力の改善に寄与することが期待される.}, pages = {341--344}, title = {脊椎・脊髄疾患の予後予測とリハビリテーション}, volume = {126}, year = {2012} }