@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009635, author = {田邊, 嘉也}, issue = {8}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Aug}, note = {新潟大学は全国的にもカルバペネム系抗菌薬の使用量が多い大学である. カルバペネム系抗菌薬はグラム陽性, 陰性菌のみならず嫌気性菌にも幅広いスペクトラムを持ち抗菌力も強い. しかし, ある特定の抗菌薬にかたよった使用が続くとその抗菌薬に対して耐性を獲得した菌種が増加することが知られており注意が必要である. 多くは院内感染として問題となる緑膿菌については交差感染予防対策としての標準予防策ならびに接触予防策の遵守が最も大切であるが, 単一の対策では限界がある. 重症者や日和見患者の多い大学において救命を第一に考えた場合にカルバペネム系薬が選択されることが多いのはある意味当然であるが, 安易なカルバペネム信仰のような選択は慎むべきであり, 抗菌薬を選択する際には起炎菌を想定する努力や起炎菌を判明させるために適切に検体を採取した上で培養に提出することも重要である. そしてひとたび起炎菌が判明した後は広域からターゲットを絞った抗菌薬へ変更することが求められる.}, pages = {401--403}, title = {3 カルバペネム系薬剤の臨床での使用状況と問題点(シンポジウム メタロ-β-ラクタマーゼと多剤耐性グラム陰性菌感染症, 第662回新潟医学会特別集会)}, volume = {126}, year = {2012} }