@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009515, author = {垣矢, 直雅}, issue = {11}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Nov}, note = {免疫抑制剤であるラパマイシンはmammalian target of rapamycin complex 1 (mTORC1)の選択的な阻害剤であり, 抗腫瘍効果が報告されている. 髄芽腫細胞株であるDAOY細胞の細胞増殖におけるmTORC1シグナルの役割を検討した. mTORC1はロイシンによっても活性調節されているので, 細胞内取り込みを行うシステムLアミノ酸トランスポーターの阻害剤である2-aminobicyclo-(2, 2, 1)-heptane-2-carboxylic acid (BCH)及び不活性型ロイシンアナログのAc-Leu-NH_2を用いて, mTORC1シグナルの抑制を試みた. BCH, Ac-Leu-NH_2ともにDAOY細胞において濃度依存的にmTORC1シグナルを低下させ, 細胞数の減少をもたらした. eIF4E-binding protein (4EBP)のリン酸化サイトをアラニンに置換したmutant 4EBPを強制発現してmTORC1下流の翻訳抑制を行うことによってもDAOY細胞の細胞数の減少が認められた. 本実験では, 顕著な細胞死やオートファジーのない条件下で, DAOY細胞の細胞数の低下が見られたことから, mTORC1シグナルの阻害が翻訳を抑制して細胞増殖を低下させたことが強く示唆された.}, pages = {593--600}, title = {mTORC1シグナル制御による髄芽腫細胞の増殖抑制}, volume = {126}, year = {2012} }