@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009496, author = {番場, 竹生}, issue = {12}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {消化管間葉系腫瘍(Gastrointestinal Stromal Tumor: GIST)に対しては, 選択的チロシンキナーゼ阻害薬であるメシル酸イマチニブが抗腫瘍効果を発揮するが, その半数以上で遅発性に薬剤耐性を示す腫瘍が出現し, これらはメシル酸イマチニブ二次耐性GISTと呼ばれている. 本研究では, メシル酸イマチニブ二次耐性GIST12症例27腫瘍病巣の病理組織学的・免疫組織学的特徴およびそれらの腫瘍内多様性について検討した. 主組織型は紡錘形細胞型が過半数例(17/27, 63.0%)を占め, 免疫染色結果はKIT陽性が96.3%, CD34陽性率が63.0%, α-SMA陽性率が40.7%であり, デスミンおよびS-100陽性例はなかった. これらの結果は原発GISTと同等であったが, 二次耐性GISTでは, 核分裂数が対物40倍50視野で10個以上, Ki-67 labeling indexが10%以上の高悪性度に分類されるものが高頻度であった(それぞれ59.3%と74.1%). 腫瘍の変性/壊死のパターンと腫瘍の増悪形式, 組織型, 増殖活性, 免疫染色態度との間には相関は認めなかった. 27腫瘍中18腫瘍(66.7%)で, 組織型または免疫染色態度で腫瘍内多様性を示しており, 二次耐性GISTでは増殖活性の高い腫瘍細胞集団のpolyclonalな増生が高頻度で起きている可能性が示唆された.}, pages = {674--684}, title = {イマチニブ二次耐性GIST (Gastrointestinal Stromal Tumor)の病理組織学的・免疫組織学的研究}, volume = {126}, year = {2012} }