@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009480, author = {坂口, 裕太 and 宜保, 智樹 and 高地, リベカ}, issue = {1}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jan}, note = {わが国における死因別死亡率では1980年代まで脳血管疾患が第一位を占め, 現在も欧米と比べ死亡率が高い. また, 部位別の悪性新生物年齢調整死亡率では胃がんが欧米と比して著名に高い. 食塩の過剰摂取はこれらの疾患に共通するリスク要因である. 日本人の食塩摂取量は年々減少していると言われているものの, 今なお一人1日当たり平均10.5g摂取しており, 推奨値6g/日とは大きく隔たりがある. 本研究の目的は, 脳血管疾患と食塩摂取量の推移により両者の動向と関連性を観察すること, 及び食塩摂取量の性・年齢階級別推移及び食塩摂取量に寄与する食品の推移を記述することにより食塩摂取量低減のターゲットを明らかにすることである. 記述疫学的研究デザインにより, 政府統計による脳血管疾患年齢調整死亡率の年次推移及び厚生労働省国民健康・栄養調査結果による年次推移を観察した. その結果, 脳血管疾患の年齢調整死亡率は男女ともに最近の40年間減少し続けていた..食塩摂取量も長期的には減少傾向にあり,各年齢階級においても同様に推移していた. エネルギー1,000keal当たりの調整食塩摂取量は一定で稚移し,調味料の食塩摂取量への寄与は1980年から増加傾向にあり,2001年以降約70%とほぼ一定で推移していることが明らかになった.今後さらなる食塩の摂取量の低減のためには調味料によりもたらされる食塩,及び中高年世代の食塩摂取量の低減が重要なタ-ゲットであることが示唆された.}, pages = {48--54}, title = {日本人における脳血管疾患死亡率, 食塩摂取量及び食品群別寄与率の推移}, volume = {127}, year = {2013} }