@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00009264, author = {石川, 厚 and 横関, 明男}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {著者が30年間で経験した309例のパーキンソン病患者を対象にして, パーキンソン病に見られる認知症について検討した. その結果, 認知症が見られる患者では, パーキンソン症状が出現してから認知症が出現するまでに平均11.5年かかることが分かった. 合併症によらないパーキンソン病で死亡した患者62例で検討すると, 死亡するまでの経過は17.4年で, 死亡時29例, 46.8%に認知症が見られた. 平均経過年数が13.8年の外来患者では認知症が見られる頻度は17.4%であった. 外来患者のほか死亡例, 入院例を含めた全例の患者を対象にすると34.6%に認知症が見られた. パーキンソン病の発症年齢と認知症の発症までの期間は負の相関があり, 年齢が70歳を過ぎると認知症の頻度が増すことが分かった. Hoehn & Yahr重症度と認知症の程度は相関した. 高度の認知症患者の脳MRI/CT画像では大脳皮質や海馬の脳萎縮は軽度の例が多かった. また平均経過年数が12.4年の5例の患者において, 平均10.2ヶ月の短期間で急速に認知症が進むことも示された. パーキンソン病患者の平均発症年齢は58.3歳で, 60歳代の発症者が最も多く, 80歳代になると新たに発症する患者数としては減少することが分かった. 性差では女性が男性に比べて1.32倍多かった.}, pages = {368--378}, title = {パーキンソン病に見られる認知症}, volume = {127}, year = {2013} }