@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008994, author = {廣瀬, 雄己 and 坂田, 純 and 大橋, 拓 and 滝沢, 一泰 and 新田, 正和 and 高野, 可赴 and 小林, 隆 and 野上, 仁 and 皆川, 昌広 and 小杉, 伸一 and 小山, 諭 and 若井, 俊文}, issue = {4}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Apr}, note = {肝細胞癌の主たる再発形式は肝内再発であるが, リンパ節再発は比較的稀である. 今回, 肝細胞癌に対して肝切除後に異時性リンパ節転移再発を認めた症例を経験したので, 文献的考察を加えて報告する. 症例は66歳, 男性. C型肝硬変の経過観察中に肝S6, S8-4の多発肝細胞癌を指摘され, 各々肝部分切除術が施行された. 病理組織診断は, 肝S6病変が中分化型, 肝S8-4病変が低分化型肝細胞癌であったが, 肝S8-4の病変はサイトケラチン7,19陽性の肝細胞癌であった. 術後1年4か月後のCT検査で膵頭部背側のリンパ節の腫大を認めたため, 肝細胞癌の孤立性リンパ節転移再発と診断し, リンパ節摘出術を施行した. 病理組織診断は, サイトケラチン7,19陽性の肝細胞癌のリンパ節転移であった. 本症例は, 肝細胞癌2病変のうち, 胆管上皮マーカーであるサイトケラチン7,19陽性であった肝S8-4病変からリンパ節転移再発をきたしたと考えられた. サイトケラチン7,19陽性の肝細胞癌は, 肝内胆管癌と類似した生物学的悪性度を有しリンパ節転移をきたす可能性があるため, 肝硬変に伴うリンパ節腫大との鑑別および術後の経過観察の際には肝外病変に対しても注意が必要である.}, pages = {177--181}, title = {サイトケラチン7,19陽性肝細胞癌の異時性リンパ節転移再発の1切除例}, volume = {128}, year = {2014} }