@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008905, author = {オリガ, ラズビナ and 味岡, 洋一}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {Pentraxinは免疫反応に重要な役割を果たす5量体の蛋白で, pentraxin 3(PTX3)やC-reactive protein(CRP)はpentraxin superfamilyに属する. PTX3は炎症性刺激に曝されるとマクロファージ, 好中球, 血管内皮細胞など様々な細胞から産生され, 好中球ではPTX3は細胞質内の顆粒に局在する. 好中球の顆粒は1次顆粒, 2次顆粒, 3次顆粒の3種に分けられ, PTX3は2次顆粒(特殊顆粒)に存在すると考えられてきた. しかし, 他の顆粒における局在については不明であった. 本研究では成熟好中球と好中球へ分化誘導した前骨髄球性細胞株HL-60細胞を検討し, すべての顆粒にPTX3が存在することを確認した. IL-8の刺激によって好中球はneutrophil extracellular traps(NETs)と呼ばれる不規則な網状形態を示したが, 3種の顆粒はこのNETsの表面に接着し, PTX3はこれら顆粒と共局在した. 以上の成績からPTX3は好中球の細胞質内および細胞外の顆粒構成抗菌性蛋白と共存し, 生体防御上, 重要な役割を果たしていることが推測された.}, pages = {289--300}, title = {好中球顆粒におけるPentraxin 3の発現}, volume = {128}, year = {2014} }