@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008830, author = {大橋, 瑠子 and 味岡, 洋一}, issue = {9}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Sep}, note = {LXRα (Liver X receptor α)はLDL (low density lipoprotein)など酸化ステロールの受容体として機能し, 脂質代謝, 胆汁酸代謝などに関与する核内受容体である. しかし特異性の高い抗体がこれまでなかったためmRNAレベルの研究が多く, その組織細胞内局在や機能については不明な点が多い. 本研究では最近作製されたLXRαに対する特異的抗体を用いて, LXRαの細胞内局在とこれまで知られていなかったリボソーム生合成への関与について解析を行ったので報告する. LXRαは核小体内においてfibrillarin, UBFおよびRNA polymerase I (RNA pol I)の転写活性の高い領域, すなわちdense fibrillar componentと呼ばれる領域に局在することがわかった. HepG2細胞においてRNA pol Iの転写活性をActinomycin D投与によって抑制すると, LXRαは核小体内に局在できず核質へ移行したことからLXRαの核小体内局在はRNA pol Iの転写活性に依存していることがわかった. クロマチン免疫沈降法を用いた検討の結果, LXRαは18S rDNAと28S rDNAに結合することが判明した. さらに, HepG2細胞に対してLXRαを活性化する合成リガンドであるT0901317を投与するとリボゾーム前駆体47S/45S rRNAの転写が促進されたが, LXRαをsiRNAでノックダウンすると転写促進が起こらなかった. 以上の結果より, LXRαはリボソーム生合成において重要な役割を担っていることが示唆された.}, pages = {447--461}, title = {LXRαの核小体への局在とリボソームDNA転写制御}, volume = {128}, year = {2014} }