@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008795, author = {高橋, 公太}, issue = {11}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Nov}, note = {Karl Landsteinerが1901年にヒトに血液型があることを発見して以来, この移植をするとただちに超急性拒絶反応が発生して移植腎機能が失われるので, 免疫学的に禁忌とされてきた. 移植免疫学の前に立ちはだかるこの問題は, あまりにも高く大きな障壁であったため, 世界中誰一人して面と向かってこの問題を解決しようとはせず, 避けて通ってきた. われわれは, この大きな課題に取り組み, 日常医療として定着させることを最終目標に掲げた. そして疫学的, 集学的手法を用い, さらに臨床的イノベーションを繰り返し, トランスレーショナル・リサーチを実践した. 最終的に免疫学的禁忌を克服し, その治療戦略を確立した. その結果, ABO血液型不適合腎移植の成績は飛躍的に向上し, 現在では適合移植の成績と遜色なくなっている. 年間の症例数でも死体腎移植(献腎移植)数を超え, 生体腎移植の約30%を占めるようになり, 今日まで通算3,000例以上の末期腎不全患者がこの移植の福音を受けている.}, pages = {547--565}, title = {ABO血液型不適合腎移植への挑戦(退任特別講演)}, volume = {128}, year = {2014} }