@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008781, author = {渡辺, 和泉 and 﨑村, 建司}, issue = {12}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {イオン透過型グルタミン酸受容体であるカイニン酸型受容体(KAR)は, GluK1-5のサブユニットから構成される. これらは, カイニン酸に低親和性のGluK1-3と, 高親和性のGluK4-5に分類され, 前者がホモメリック受容体として機能するのに対して, 後者は前者と複合体形成をしないと機能しない. 脳内でこれらサブユニットは様々な組み合わせで発現していると考えられてきたが, 実際のタンパク質量は測定されておらず, その構成は不明であった. 本研究では, KAR各サブユニットに特異的な抗体を用いてウェスタンブロットにより定量する新たな方法を開発し, 海馬及び小脳のP2とPSD画分のKARサブユニット量を定量した. 海馬P2画分ではGluK2:GluK3:GluK4:GluK5が1:0.38:0.08:0.22であり, PSD画分では1.0:0.60:0.07:0.44, 小脳P2画分ではGluK2:GluK3:GluK4:GluK5が1:0.78:0.08:0.13であり, PSD画分では1.0:0.74:0.11:0.15であった. これらの結果から, KARは両領域において, 高親和性サブユニットを含むヘテロメリックのものより, 低親和性サブユニットGluK2とGluK3から構成されるものが主であることが明らかになった.}, pages = {647--659}, title = {定量的ウェスタンブロット法の開発とカイニン酸型グルタミン酸受容体定量への応用}, volume = {128}, year = {2014} }