@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008773, author = {堅田, 朋大 and 若井, 俊文}, issue = {1}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jan}, note = {【目的】Gemcitabine(以下GEM)の代謝経路において, リボヌクレオチド還元酵素の調節サブユニットであるRibonucleotide Reductase M1(以下RRM1)はGEMの作用機序に重要な働きを示すkey molecularとされている. 本研究の目的は, 肝内胆管癌におけるRRM1発現を免疫組織化学にて検討し, GEM基盤の術前化学療法の効果とRRM1発現との関連を明らかにすることにある. 【対象と方法】1992年1月から2012年12月までに当科で根治切除が施行された肝内胆管癌43例を対象とした. 術前に高度局所進展のため根治切除が困難・不能と診断された4例に対して, GEM基盤の術前化学療法(GEM単剤2例, GEM+TS-1併用2例)を施行した. 術前化学療法の治療効果はRECISTガイドラインに準じて判定した. RRM1発現は免疫組織化学により評価され, 陽性または陰性に分類した. 【結果】RRM1発現陽性は43例中27例(63%)であった. GEM基盤の術前化学療法が施行された4例全例で重篤な有害事象の発生なく, 化学療法前に立案していた術式の遂行が可能であった. 術前化学療法を施行した4例中3例はRRM1発現陽性であり, 腫瘍縮小率は11%, 14%, 25%であり, 治療効果は安定(SD)と判定された. 残り1例はRRM1発現陰性で, 腫瘍縮小率は68%であり, 部分奏功(PR)と判定された. 【結論】GEM基盤の術前化学療法の効果はRRM1発現と関連していることが示唆される. 高度局所進展を伴う肝内胆管癌に対するGEM基盤の術前化学療法は安全に施行でき, かつ立案術式を遂行可能であるため, 十分に認容されるものである.}, pages = {21--28}, title = {肝内胆管癌におけるRibonucleotide Reductase M1発現の臨床学的意義 : Gemcitabine治療抵抗性}, volume = {129}, year = {2015} }