@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008762, author = {多田, 哲也 and 武居, 祐紀 and 齋藤, 敬太 and 佐藤, 洋樹 and 蛭川, 浩史}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {中心静脈(CV)カテーテル挿入後の合併症として, 血栓症はまれではないが, 血栓症から胸水を認めた症例は少ない. 短腸症候群に対する在宅静脈栄養目的のCVポート留置後の静脈血栓症により, 片側胸水貯留をきたした症例を経験したので報告する. 症例は54歳, 男性. 主訴は呼吸苦, 浮腫. 既往歴は, 42歳時に食道癌で胸部食道切除術を, 44歳時に咽頭癌で放射線治療と内視鏡的粘膜切除術を, 48歳時に絞扼性イレウスで小腸切除術を施行され, 短腸症候群となり, CVポートを留置されていた. 検診で右胸水貯留を指摘され, 当院呼吸器内科受診, 胸腔穿刺を施行されたが, 原因は不明であった. 3か月後に呼吸苦, 顔面と両側上肢の浮腫が出現, CTにて右腕頭静脈から上大静脈にかけてのカテーテル周囲血栓による上大静脈症候群と診断された. ヘパリンにて血栓を溶解した後, CVポートを除去したが, 右腕頭静脈の閉塞と上大静脈の狭窄, 右胸水が遺残した. 片側胸水貯留が, CVカテーテル挿入後の静脈血栓症の結果として認められることがあるため, 早期発見のために留意したほうがよいと思われた.}, pages = {89--92}, title = {片側胸水貯留をきたした栄養用CVポート留置後の静脈血栓症の1例}, volume = {129}, year = {2015} }