@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008734, author = {相馬, 大輝 and 三浦, 宏平 and 小林, 隆 and 石川, 博補 and 滝沢, 一泰 and 永橋, 昌幸 and 坂田, 純 and 皆川, 昌広 and 小杉, 伸一 and 若井, 俊文}, issue = {4}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Apr}, note = {今回, 術前に敗血症を呈した亜急性型劇症肝炎に対し脳死肝移植を施行し救命し得た症例を経験したので文献的考察を加えて報告する. 症例は62歳, 男性. 薬剤性亜急性型劇症肝炎として近医にて加療されるも改善なく, 肝移植目的に当院に転院した. 転院4日目に脳症の増悪を認め緊急生体肝移植の方針となったが, カテーテル感染による敗血症性ショック, 重度の呼吸不全, 腎不全のため手術を延期し, 保存的に加療を継続した. その後ショックから離脱し, 血液培養の陰性化を確認した. 転院10日目に脳死ドナーが発生したため脳死全肝移植を施行した. 手術直前に採取した血液培養検査が陽性であったため結果的には菌血症状態での肝移植となった. 術後早期より持続的血液濾過透析, エンドトキシン吸着療法を開始し, タクロリムス血中濃度を低値に抑えることで全身状態は比較的速やかに改善した. その後重篤な合併症なく第10病日にICU退室した. 術前に敗血症を呈した症例に対する肝移植の成績は極めて不良であるが, 術後の集中管理により救命し得たので報告する.}, pages = {216--220}, title = {劇症肝炎に対する脳死肝移植の1例}, volume = {129}, year = {2015} }