@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008733, author = {寺島, 哲郎 and 須田, 武保 and 松澤, 岳晃}, issue = {4}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Apr}, note = {症例は88歳女性. 既往歴に腸閉塞の手術歴あり. 同手術後の腹壁瘢痕ヘルニアを下腹部正中に認める. H23年11月より微熱あり. 9月当院内科受診. CTにて肝表面に接する円形の境界明瞭な3cm大の腫瘤を認めた. MRIでは表面平滑内部ほぼ均一なT1強調像で低信号, T2強調像で高信号の腫瘤を認めた. 血管造影は異常なし. 以上より右上腹部腫瘤の診断にて11月手術施行. 右季肋部下方, 右上腹壁より半球状の腫瘍が腹腔内に突出していた. 手術は腹壁ヘルニア創を利用し, 単孔式腹腔鏡下切除術を施行した. 腫瘤は4.2×3.8×3.0cmの被膜を有する黄白色の充実性腫瘍であった. 免疫染色ではS-100蛋白陽性, c-kit陰性, 神経鞘腫の所見であった. 術後経過は良好にて8病日に退院となった. 本疾患の治療は, 画像所見のみでの診断が困難なことから被膜を含めた外科的切除が原則とされている. 近年は自験例のように腹腔鏡下のアプローチが増加している. 外科的切除においては, 侵襲を軽減できる内視鏡外科手術が有用であると考えられた.}, pages = {211--215}, title = {単孔式腹腔鏡下に切除しえた神経鞘腫の1例}, volume = {129}, year = {2015} }