@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008686, author = {山田, 沙季 and 島田, 能史 and 八木, 亮磨 and 中野, 麻恵 and 中野, 雅人 and 亀山, 仁史 and 小杉, 伸一 and 若井, 俊文}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {症例は76歳の女性. 主訴は右鼠径部腫瘤. 肛門指診で, 肛門縁から2.5cmに下縁を有する2cm大の隆起性病変, および主病巣より肛門側に0.5cm大の粘膜下腫瘤を触知した. 大腸内視鏡検査で, 下部直腸に主座を有し一部肛門管に進展する2cmの2型腫瘍を認め, 生検で中分化型腺癌と診断された. 胸腹骨盤部CT検査では, 右閉鎖, 右総腸骨, 右鼠径リンパ節の腫大を認めた. 下部直腸癌cStage IIIbの術前診断にて, 腹会陰式直腸切断術D3郭清, 右鼠径リンパ節郭清を施行した. 術後の病理組織学的検査では, 組織型は中分化~低分化充実型腺癌, 主病巣の深達度はMPで, ly2, v1と脈管侵襲を認めた. また, 右閉鎖リンパ節に2個, 右総腸骨リンパ節に1個, そして右鼠径リンパ節に3個それぞれ転移を認め, 下部直腸癌pStage IIIbの診断となった. 主病巣の肛門側に, 主病巣と非連続性で低分化充実型腺癌の粘膜下腫瘍を認め, そのさらに肛門側にリンパ管侵襲を認めた. 同粘膜下腫瘍は, 主病巣と非連続性であること, および主病巣と類似した組織型であることから直腸癌の壁内転移と診断された. また, 同粘膜下腫瘍は, 周囲にリンパ管侵襲を認め, さらに鼠径リンパ節転移を認めたことから, 直腸における下方向リンパ流を介した壁内転移と推定された.}, pages = {409--414}, title = {壁内転移を有した直腸癌の1例}, volume = {129}, year = {2015} }