@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008678, author = {下畑, 享良 and 池田, 哲彦 and 高橋, 哲哉 and 金澤, 雅人 and 西澤, 正豊}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {低血糖症のなかで,グルコース投与によっても神経症状が改善しない重篤なケースは「低血糖脳症」と区別して呼ばれている.我々は,低血糖脳症の治療薬の開発を目的として,治療標的の同定につながる予後を増悪する因子の検討,および治療薬の評価を行う簡便な動物モデルの開発を行った.前者に関して,臨床像の解析では,血糖値,低血糖状態の持続時間,体温血中乳酸値,治療後高血糖が予後に影響を及ぼす可能性を見出した.また頭部MRIの解析では,異常信号病変の出現に,体温が影響する可能性が示唆された.後者に関しては,平坦脳波を短時間にし,人工呼吸器を使用しない,より生理的な低血糖脳症動物モデル(短時間昏睡モデル)を確立した.今後,これらの知見をもとに,低血糖脳症に対する神経保護療法の開発を目指したい.}, pages = {350--354}, title = {3 低血糖脳症の臨床 : 病態の理解と創薬に向けて(シンポジウム「糖尿病の合併症, 第699回新潟医学会)}, volume = {129}, year = {2015} }