@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008677, author = {斎藤, 亮彦}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {糖尿病性腎症の発症・進展において, 近位尿細管上皮細胞障害は重要な役割を担う. メガリンは近位尿細管において糸球体濾過分子(主にタンパク質)の再吸収に関わるエンドサイトーシス受容体である. 近年, その発現調節機構, 新規リガンドの同定, リガンド結合機序, 他分子との相互作用の解析などが進んでいる. またメガリンとその関連分子は, アルブミン尿の出現や腎機能障害の進展機序において重要な役割を担っていることが明らかになってきている. さらに尿中メガリンの測定系の開発が行われ, それが糖尿病性腎症における新規バイオマーカーとなる可能性が示されている. またメガリンおよびその関連分子のgenome-wide association studyによる解析, 腎内レニン・アンジオテンシン系活性化機序におけるメガリンの役割, 経口抗酸化薬bardoxolne methylとメガリンの関わりなど, 注目される知見が相次いでいる. 今後, メガリンを標的とした腎臓病性腎症の新しい診断・治療法の開発が期待される.}, pages = {343--349}, title = {2 糖尿病性腎症の病態と治療(シンポジウム「糖尿病の合併症, 第699回新潟医学会)}, volume = {129}, year = {2015} }