@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008615, author = {大渓, 隆弘 and 金子, 和弘 and 佐藤, 友威 and 鈴木, 晋 and 岡田, 貴幸 and 青野, 高志 and 武藤, 一朗 and 長谷川, 正樹 and 若井, 俊文}, issue = {9}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Sep}, note = {症例は63歳, 女性. 1年8ヶ月前に胸部中部食道癌に対して右開胸食道亜全摘術, 胸骨後経路胃管再建術を施行した. 2ヶ月ほど前より腰痛のため, 近医で消炎鎮痛薬の処方を受けていた. 背部痛を主訴に近医を受診し, 高度貧血を認めたために当科を紹介受診した. 入院後, 上部消化管内視鏡検査(EGD)で活動性の再検胃管潰瘍を認めた. また, 胸腹部造影CT検査で左横隔膜下膿瘍を認め, 再建胃管から膿瘍に連続する気腫を認めた. 全身状態は安定しており, 保存的加療を選択し, エコーガイド下で経皮的膿瘍ドレナージを施行した. 入院1週間後の上部消化管造影検査で, 胃管からの造影剤漏出は認められず, 経口摂取を開始した. 症状発現3ヶ月後のEGDで潰瘍は瘢痕化を認めた. 再発予防として抗潰瘍薬(PPI)の内服を継続していたものの, 症状発現1年後に新たな潰瘍の出現を認めた. 抗潰瘍薬の変更を行ったところ改善を認め, 以降現在までに潰瘍の増悪は認めていない. 胃管潰瘍の発生頻度は決して稀ではなく, 穿孔時は致死的な経過を辿る可能性があり, 状態に適した治療の選択が必要となる. 全身状態が安定し, 穿刺ドレナージが可能である場合は保存的加療の適応となり得る.}, pages = {545--550}, title = {食道癌術後再建胃管潰瘍穿孔により腹腔内膿瘍をきたした1例}, volume = {129}, year = {2015} }