@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008612, author = {目黒, 玲子}, issue = {9}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Sep}, note = {フラビン蛋白蛍光イメージングは, 脳の細胞群が活動し酸素代謝が亢進した際に検出できるフラビン蛋白の緑色蛍光を利用し, 脳の活動部位を描出するものである. この方法を応用した, フラビン蛋白蛍光増加分イメージングにより, 視覚刺激のスピード変化に反応し, フラビン蛋白の蛍光が局所的かつ特異的に増加する大脳皮質小領域を描出できるようになった. そこで, 本研究では, その特異的視覚特性を有する小領域の神経回路を明らかにし, 視覚特性発現の神経解剖学的背景を明らかにしようと試みた. 一次視覚野の外側にある高次視覚領域, 外側内側領域(LM), 前外側領域(AL), 吻側外側領域(RL), LMとALは視覚刺激のスピードアップ刺激に反応し描出されるが, それぞれへ, 入出力神経線維を標識するためビオチン化デキストランアミンを限局注入した. LM, AL, RLそれぞれは, 視床の異なる後外側核亜核と双方向性の密な神経連絡を有し, 上丘の異なる層へ出力することが明らかとなった. 視覚刺激のスピードアップ刺激に対するそれぞれの領域の特性の発現に, 後外側核亜核および上丘が関わる並列的な神経回路網が関与することが示唆された.}, pages = {529--533}, title = {フラビン蛋白蛍光イメージングにより同定された高次視覚領域の線維連絡の解析}, volume = {129}, year = {2015} }