@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008536, author = {竹原, 則子}, issue = {11}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Nov}, note = {本研究の目的は, A県内のクリティカルケア看護領域に勤務する看護師のフィジカルアセスメントの学習経験ならびにフィジカルアセスメントに関する知識量・使用頻度・ニーズの実態を明らかにし, 今後のクリティカルケア看護領域における卒後継続教育に寄与するための示唆を得ることである. A県内の救命救急センターならびに救急外来に勤務する看護師238名を対象に, 山内氏らの開発した質問紙により無記名自記式質問紙調査を行い, うち82名(回答率35.3%, 有効回答率34.5%)を分析対象とした. 基本統計量の算出およびフィジカルアセスメントの知識量・使用頻度・ニーズの関連性については, Spearmanの順位相関係数を用いて相関分析, フィジカルアセスメントの使用頻度と看護基礎教育でのフィジカルアセスメント学習経験の有無についてはχ^2検定, 臨床経験年数とフィジカルアセスメントを学んだ経験の有無については, クラスカル・ウォリス多重比較検定を行い, 有意水準5%(p<.05)とした. 結果, フィジカルアセスメントの学習経験について「学んだことがある」とした人は約90%で, それをどこで学んだかについては「看護師になってから学習会や講習会に参加」が約60%, 「学生時代」が約30%であった. 看護基礎教育終了後から自律的・主体的な学習姿勢により習得されていったものと考えられる. 臨床経験年数とフィジカルアセスメントを学んだ経験の有無については有意差が見られなかった. フィジカルアセスメントの使用頻度と看護基礎教育でのフィジカルアセスメント学習経験の有無については「瞳孔対光反射」, 「頸部リンパ節触診」, 「四肢運動可動域・筋力」の3項目において有意差が見られた. 知識量・使用頻度・ニーズの全てにおいて, 割合の高い項目では「バイタルサイン」「意識レベル」「浮腫」「瞳孔対光反射」「腹部グル音聴診」の5項目が共通していた. また, 割合の低い項目では「腋窩リンパ節触診」「心尖拍動触診」「乳房触診」「深部腱反射」「胸部音声振盪触診」「胸部打診」の6項目が共通していた. クリティカルケア看護領域に勤務する看護師に対しては, 全身を網羅した系統的な観察が必要であることから, フィジカルアセスメント知識の確実な習得・使用できるための確実な技術の習得が必要であり, 経験年数に関わらず卒後継続教育として学習機会を提供していくことが必要であることが示唆された.}, pages = {681--691}, title = {A県内のクリティカルケア看護領域に勤務する看護師のフィジカルアセスメントに関する実態調査}, volume = {129}, year = {2015} }