@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008523, author = {高野, 徹}, issue = {12}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {肝特異的造影剤であるGd-EOB-DTPA(以下EOB)を使用した造影MRIにより, 肝細胞癌の診断能は格段に向上し, 以前では画像で描出されなかったような前癌病変や早期肝細胞癌が数多くみつかるようになった. 慢性肝疾患において, EOB造影MRIの肝細胞相で低信号を示す病変は高率で肝細胞癌とされるが, 動脈門脈短絡や脂肪浸潤など, 非腫瘍性病変でも肝細胞相で低信号を示すものもあり注意が必要である. また, 肝細胞癌のなかでも肝細胞相で低信号を示さない病変があるのもわかってきた. T1強調画像で高信号を示す肝細胞癌は, 造影前から信号が高く, 肝細胞相での造影剤取り込み低下の評価がしにくく, 低信号として描出されない病変もあり注意が必要である. また近年EOBのトランスポーターの異常発現を示す肝細胞癌は, 肝細胞相で高信号を示すことがわかってきた. こういった肝細胞癌は悪性度が低い傾向にあり, サブタイプの可能性が提唱されている.}, pages = {709--714}, title = {3 肝EOB造影MRIの最近の話題とピットフォール(シンポジウム 画像診断の進歩, 第703回新潟医学会 )}, volume = {129}, year = {2015} }