@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008501, author = {北見, 智恵 and 河内, 保之 and 牧野, 成人 and 西村, 淳 and 川原, 聖佳子 and 新国, 恵也}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {感染性心内膜炎(Infectious endocarditis, 以下IEと略記)は菌血症や血栓を生じ, 多臓器障害を引き起こす重篤な疾患である. 大腸癌に合併したIEの報告は散見されるが, 胆道癌に関連したものは稀である. 今回われわれは胆管癌の周術期にIEを発症した1例を経験したので報告する. 症例は77歳, 女性. 既往歴は高血圧. 中部胆管癌による閉塞性黄疸で内視鏡的経鼻胆道ドレナージ後に膵頭十二指腸切除術を施行した. 術前胆管炎の所見は認めなかったものの, 開腹時肝膿瘍を認めた. 術後17日目めまい, 嘔吐, 発熱, 術後22日目右片麻痺が出現, 頭部MRIで多発脳梗塞と診断された. 心エコーで大動脈弁と僧帽弁に疣贅と弁破壊を認め, IEと診断した. 術後27日目大動脈弁+僧帽弁置換術を施行した. 主起炎菌は黄色ブドウ球菌であった. 弁置換術後敗血症から脱することができず永眠された. 胆道感染や, ERCPなどによる一過性菌血症, 手術による免疫低下などが本例のIEの発症に関与した可能性が推測された. IEは基礎心疾患を有さなくとも発症するため, まれではあるが, 胆道癌の周術期においても念頭に置き, 心エコーなどを行い早期発見, 治療に努めるべきである.}, pages = {132--138}, title = {感染性心内膜炎を合併した中部胆管癌の1例}, volume = {130}, year = {2016} }