@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008496, author = {黒田, 毅}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {関節リウマチ(RA)に合併するAAアミロイドーシスは生命予後を左右する重大な疾患とであり, 腎臓におけるアミロイドの沈着は進行すると腎不全, 血液透析にいたる. また全身にアミロイドが沈着するため, 血液透析に導入された後の予後も不良である. 一方ALアミロイドーシスにおいても腎臓にアミロイドが沈着するが, 腎機能低下は尿タンパクが多いにもかかわらず穏やかに進行する. 沈着するアミロイドによる病態の解明により予後を改善する可能性も期待されるため解析を行った. アミロイドの沈着量が同じでもALの方に内皮障害が強いためタンパク尿が多く, AAは結節状に沈着し血管極に多く沈着するため, クレアチニンクリアランスがより低下することが分かった. 以上によりAAとALのアミロイドーシスの腎臓における病態の違いは沈着パターン起因する事が示唆された. また, 腎へのアミロイドの沈着は腎生検で証明されるが, RA症例においては関節痛のため生検が困難な場合も少なくない. 非侵襲的な診断法を開発するためRA患者でアミロイドーシス合併例と非合併例の尿を検討した. アミロイドーシス合併例の一部で遠心した尿の上清のイムノブロットによりアミロイドの尿への排泄が明らかになり, さらに尿沈渣のCongo-red染色や腎組織の表面マーカーの二重染色によって腎組織への沈着の質的診断も可能であった.}, pages = {85--91}, title = {尿中SAAフラグメント測定による反応性アミロイドーシスの診断}, volume = {130}, year = {2016} }