@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008468, author = {小幡, 裕明}, issue = {4}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Apr}, note = {虚血性心疾患は近年の侵襲的治療法の進歩によって向上しているが, 死亡, 心筋梗塞のイベント抑制効果はいまだ証明できない. 生命予後改善には虚血病変の改善に加えて, 食事療法, 運動療法, さらには禁煙などの生活改善, さらには運動耐容能の改善が重要である. つまり, 虚血性心疾患の予後改善には多面的なアプローチが必要である. 心臓リハビリテーション(心リハ)は, 医学的な評価, 運動処方, 冠危険因子の是正, 教育およびカンセリングからなる長期にわたる包括的なプログラムであり, これまで様々な高いエビデンスレベルの研究報告から, 運動耐容能の改善, 発症因子の抑制, 自律神経機能の改善に対する効果が証明されている. 現在, 心リハは「心大血管疾患リハビリテーション料」として, 急性心筋梗塞, 狭心症といった虚血性心疾患のみならず, 開心術後, 大血管疾患, 慢性心不全, 閉塞性動脈硬化症という幅広い循環器疾患に算定可能となり広がりをみせている. 本稿では, これらの虚血性心疾患に対する心リハの有用性を, 最近の我々の研究結果とあわせて概説する.}, pages = {230--236}, title = {5 心臓リハビリテーションの有用性}, volume = {130}, year = {2016} }