@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008438, author = {多田, 哲也 and 沼野, 史典 and 仲野, 哲矢 and 蛭川, 浩史}, issue = {7}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jul}, note = {センチネルリンパ節(SLN)生検は,女性乳癌では臨床的腋窩リンパ節転移陰性例の標準的治療法となっているが,男性乳癌では大規模臨床試験が困難であるため,その評価は確立していない.今回SLN生検が有用であったと思われた男性乳癌症例を経験したので報告する.症例は77歳男性,主訴は左乳房腫瘤,既往歴は69歳時に大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症にて大動脈弁置換術を施行された.左乳房腫瘤を自覚して当科受診,針生検で浸潤性乳管癌と診断された.腋窩リンパ節転移を疑う所見を認めなかったため,胸筋温存乳房切除術, SLN生検を施行した.術中迅速診断でSLN転移場性(1/1)であったため,腋窩リンパ節郭清術を追加した.追加郭清したリンパ節には転移を認めなかった.術後経過は良好で,手術後5年を経過し,無再発生存中である.SLN生検は,男性乳癌においても女性乳癌と同様に有用と思われたが,その評価が確立していないため,慎重な施行,長期の経過観察が必要であると思われた.}, pages = {429--433}, title = {センチネルリンパ節生検が有用であった男性乳癌の1例}, volume = {130}, year = {2016} }