@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008431, author = {鈴木, 康浩}, issue = {8}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Aug}, note = {NMDA型グルタミン酸受容体(NMDAR)は, 中枢神経系においてシナプス形成やシナプス可塑性など脳機能に関わる分子群である.NMDARは,単一遺伝子にコードされスプライスにより多様性を持つGluN1サブユニットと, 4種類のGluN2サブユニットが2分子ずつ会合して構成されており,それらの組み合わせがチャネル特性を決定する. しかし,脳におけるGluNサブユニットタンパク質の定量的な解析はなく,その構成比率は明らかにされていない.そこで脳各部位におけるNMDARサブユニットを定量するために,AMPA型グルタミン酸受容体サブユニットGluA1を標準物質とした定量的ウエスタンプロットを行った.その結果,大脳皮質、海馬,小脳いずれにおいてもGluN1がGluN2より多く存在していたが,NMDARが機能していると考えられているシナプトソーム画分では,ほぼ等量の割合になっていた.また,GluN1のC末端の形状は,C2'型がC2型よりも多かった, これは小脳でとりわけ顕著で,約10倍多いと算定された.}, pages = {479--490}, title = {NMDA型グルタミン酸受容体の定量的解析}, volume = {130}, year = {2016} }