@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008425, author = {山田, 真衣 and 水口, 陽子 and 永吉, 雅人 and 小林, 綾子}, issue = {9}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Sep}, note = {【目的】現代の長寿社会を心身ともに健康で生き抜くには,自分の体と心の自己コントロールが重要であり, 自身の身体と心がリラックスしている状態を知ることができれば自己コントロールにつながる可能性があると考える.そこで本研究では,森林セラピーロードでの気候療法のリラックス効果とその要因を検討することを目的とした.【方法】50歳代~80歳代の男女30名を対象に,気候療法を行いながら森林セラピーロードを80分間歩く前後に, (株)ニプロ唾液アミラーゼモニターを用いた唾液アミラーゼ活性価と気分プロフィール検査のProfile of Mood States (短縮版) (以下,POMSとする)を用いて調査を行った.【結果】気候療法実施前の唾液アミラーゼ活性値の平均値は145.8KU/L(SD=66.8)であり,実施後の唾液アミラーゼ活性値の平均値は120.0KU/L(SD=83.0)であった.対応のあるt検定の結果, 有意差は認められなかったが,気候療法実施前より実施後のほうが平均値において低値を示した. また,気候療法実施前に比べて実施後に減少したのは17名, 増加したのは13名であった. POMSについては,気候療法実施前と後の6種類の感情尺度とTMD値の得点について,対応のあるt検定を行ったが有意差は認められなかった.心理的なストレスの基準であるTMD値が低下したのは18名,上昇したのは12名であった.気候療法実施後の疲労感は,「ちょうどよかった」がl7名と一番多く,次いで「疲れた」が8名であった.疲労感と関連因子の重回帰分析について,疲労感を従属変数として,性別,年齢,BMI, メッツを独立変放にとり重回帰分析を行ったところ,疲労感と年齢の有意確率が0.05以下であった. リラックスグループを従属変数,疲労感を独立変数とした重回帰分析では有意確率が0.05以上であった.【考察】森林セラビーロードで行う気候療法は,心身共にリラックスできる場合と,心のみもしくは身体のみがリラックスできる場合,全くリラックスできない場合があることが示唆された. リラックスを目的とした気候療法を実施する場合は,参加者の年齢や身体力を見極めることも大切だが,参加者の居住地や日々のリラックス方法を知ることで, 個別の対応ができるのではないかと考える.そのために, さらに参加ニーズに対応したきめ細かなプログラムの提供が必要であることが示唆された.}, pages = {535--542}, title = {森林セラピーロードでの気候療法における心身リラックス効果とその要因の検討 : 唾液アミラーゼ活性値と気分プロフィール検査(POMS)から}, volume = {130}, year = {2016} }