@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008413, author = {平野, 徹}, issue = {10}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Oct}, note = {脊柱変形は脊柱の3次元的な弯曲異常であり,高度進行例では重篤な呼吸機能障害や神経障害を引き起こす.脊柱変形はその原因によって,1.特発性,2.先天性,3.症候(群)性に分類されるが,一般的に発症年齢が低いほど,また,その際の角度が大きいほど,進行する確率が高い.現在有効性が確立されている治療は装貝と手術以外には無い.装具の有効性には議論があったが,近年のランダム化比較試験によってその有効性が証明された.遅滞なく装具療法を開始するためには早期発見が重要で,学校検診は有効であるが,校医や養護教諭との連携および啓発が不可欠である.最も多い思春期特発性側弯症は,遺伝子解析などによって原因が解明されつつある.手術治療も進歩が著しく,適切な時期に手術を施行すれば良好な成績が得られる.一方,10歳未満で発症する早期発症側弯症の治療も進歩はしているが,未だに挑戦的な分野である.}, pages = {551--558}, title = {脊柱変形への挑戦}, volume = {130}, year = {2016} }