@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008409, author = {酒井, 康弘}, issue = {11}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Nov}, note = {ベーチェット病網膜ぶどう膜炎は,本邦における代表的な難治性眼疾患の一つである.TNF-aは,ベーチェット病の炎症を誘導する因子であり,近年認可された抗TNF-α抗体製剤であるインフリキシマブ(レミケード^【○!R】)による分子標的治療はこの疾患に高い有効性を示し,ベーチェット病の治療は劇的に進歩した.当科でインフリキシマブ投与により沿療中のベーチェット病ぶどう膜炎では, 9割の症例で著明な治療効果を示し,内眼手術も安全に併施することができ,ステロイドやコルヒチンなど従来使用していた内服薬も中止または減量した状態で良好な消炎が得られている.インフリキシマブは従来の治療薬に比し強い消炎効果を持ち,労働年齢の患者のQOLの改善に非常に有用な治療薬である.網膜や視神経の萎縮が見られない早期の段階でインフリキシマブの投与を開始することで視機能予後を良好に保つことが可能であると考える.}, pages = {634--638}, title = {5 抗TNFα抗体によるベーチェット病の治療 (シンポジウム 眼科治療の最前線:より高い視覚的QOLの維持を目指して, 第711回新潟医学会)}, volume = {130}, year = {2016} }