@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008378, author = {川口, 弦}, issue = {12}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Dec}, note = {進行肺癌に対する放射線治療は, 長年研究が重ねられているにも関わらず, 大きな進展が見られないのが実情である. その一方, 限局型肺癌に対しては, 多方向から病巣部に集中的に放射線を照射する体幹部定位放射線治療が急速に普及してきている. 治療成績は3年局所制御率が90%以上と報告されており, 手術に匹敵する可能性がある. 魚沼基幹病院には, 上記の体幹部定位放射線治療に適した機能を有する最新の放射線治療機器であるTrueBeamと動体追跡システムSyncTraXが導入された. 動体追跡システムは, 呼吸性移動のある標的臓器に留置した金マーカーを2組の位置照合用X線撮像装置がリアルタイムに追跡し, 治療計画装置で想定した特定の位置にマーカーが来たときのみ照射を行うものである. この機能により, 体幹部定位放射線治療のようなピンポイントの治療において, より精度を高めることが可能となる. また, TrueBeamをはじめとする汎用型放射線治療機器の上位機種では, 高線量率のX線出力が可能となっており, 動体追跡放射線治療の治療時間の延長という弱点を改善することができる. TrueBeamおよび動体追跡システムSyncTraXの組み合わせにより, より安全・確実に体幹部定位放射線治療を行うことが可能である.}, pages = {665--669}, title = {2 肺癌放射線治療の進歩 : 魚沼基幹病院の新型放射線治療機器のご紹介(シンポジウム 肺癌治療の進歩, 第712回新潟医学会)}, volume = {130}, year = {2016} }