@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008366, author = {鈴木, 涼子}, issue = {1}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Jan}, note = {【目的】COPD(慢性閉塞性肺疾患)に対して長時間作用型吸入気管支拡張薬を単剤あるいは複数併用し, 呼吸困難感を軽減する目的に短時間作用型β2刺激薬(SABA)吸入を頓用することが推奨されているが, SABA吸入を頓用しても息切れが残存するといわれている. 今回我々は, SABA吸入の頓用使用によって症状や日常生活動作がどのように変化するか検討した. 【方法】中等度から最重度のCOPD患者のうち, 長時間作用型吸入気管支拡張薬であるチオトロピウムを継続使用している患者を対象とし, 無作為にコントロール群とプロカテロール(SABA)群に割り付けた. SABA群には, 日常の息切れを生じる前, および息切れを生じた時にプロカテロール吸入薬(メプチン^【○!R】エアー10μg)を1回1puffまたは2puffを吸入するように指導した. 評価方法として加速度センサー付き万歩計, SGRQ, SF36, 6分間歩行距離を用いて評価した. 【結果】42例の患者が登録され, 平均年齢70.2±7.1歳, 男性40例, 女性2例, COPD重症度は中等度25例, 重度15例, 最重度2例であった. 全体では各項目に有意差はみられなかったが, 重度/最重度例においてはプロカテロール群において観察期間と試験期間において歩数や身体活動が維持されていることを認めた. 【結論】SABA吸入の頓用によって重度/最重度COPD患者の日常身体活動を維持することができると考えられた.}, pages = {23--31}, title = {慢性閉塞性肺疾患患者の日常生活動作に対するプロカテロール頓用の効果}, volume = {131}, year = {2017} }