@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008344, author = {前倉, 亮治}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {MAC菌は,環境常在菌であり喀疾から一度検出されても,肺MAC感染症とは診断しない,2回以上MAC菌が検出され,かつ自覚症状と胸部レントゲン(High一resolution CTを含む)にて特徴的な所見が認められた時に肺MAC症と診断する.診断基準を満したことが,すぐに治療開始には繋がらない.肺MAC症患者の1/4は,排菌は続いているが肺病変が安定している例がある.高齢者も多く,化学療法の成功(菌陰性化)率も低く,副作用の頻度も高く,さらに医療費のことを考えると,経過観察を選択する例も多い.しかし,現在までに肺MAC症増悪による死亡例を60例以上経験していることから,重症化する可能性がある例は,より早期にCAMを含めた多剤併用化学療法を行い,可能であれば外科治療も選択する.さらに個々の感染源(浴室等)を特定し,再感染予防も重要である.MAC症の発病,進展については,宿主の免疫力や菌の毒力も含めていまだ解明されるべき点が多数残っている.}, pages = {77--85}, title = {非結核性抗酸菌症(特に肺MAC症)の診断と治療(Mycobacterium avium - intracellulare Complex Lung Disease): 難治性肺MAC症の問題点と今後の対策}, volume = {131}, year = {2017} }