@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008343, author = {阿部, 理一郎}, issue = {2}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Feb}, note = {Stevens-Johnson症候群(SJS)/中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis:TEN)は,主に薬剤が原因で,発熱,広範囲の紅斑,びらん・水庖,粘膜症状を伴う重篤な疾患である.SJS/TENの基本的な病態は,表皮細胞と粘膜上皮細胞の細胞死による,表皮や粘膜上皮の壊死性変化である.TENの90%以上がSJSで発症しその後急速にTENに進展することから, SJSとTENは一連の病態と考えられている.SJS/TENの発症機序は不明なことが多いが,最近の研究から次第にそのメカニズムが明らかになりつつある.これまで本症の疾患関連遺伝子としてHLAが知られていたが,その他に薬剤代謝酵素の遺伝子多型との相関も明らかになった.さらに本症特有の表細胞死の機序に新規細胞死メカニズム(ネクロプトーシス)が関わることも明らかになった.臨床においては最近本症における診断基準・診療指針が改定され,治療成績の改善が期待されている.}, pages = {70--76}, title = {重症型薬疹 (Stevens-Johnson症候群 (SJS) / 中毒性表皮壊死症 (toxic epidermal necrolysis : TEN)) の最近の知見}, volume = {131}, year = {2017} }