@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008300, author = {大渓, 彩香 and 遠藤, 和彦 and 峠, 弘治 and 大渓, 隆弘 and 田村, 博史 and 戸田, 洋 and 吉野, 敬 and 木戸, 知紀 and 木村, 愛彦 and 島田, 能史 and 亀山, 仁史 and 若井, 俊文}, issue = {4}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Apr}, note = {急性虫垂炎の病因は虫垂内腔の閉塞に伴う細菌感染と考えられており, 糞石, 異物, 食物残渣, 糞便のうっ滞, 粘膜下リンパ組織の過形成, 解剖生理学的異常による盲腸あるいは虫垂の狭窄などが閉塞起点となりうる. 異物としては, 本邦では食生活を反映して魚骨の頻度が高い. 症例は77歳, 男性. 2日前からの右下腹部間欠痛を主訴に前医を受診し, 急性虫垂炎の疑いで当院に紹介となった. 単純CT検査にて虫垂の腫大と虫垂内に線状高吸収域を認め, 魚骨などの虫垂異物による急性虫垂炎と診断し, 同日, 全身麻酔下に緊急手術を施行した. 虫垂穿孔や膿瘍形成は認めず, 虫垂切除を施行した. 術後経過は良好で, 術後3日目に退院した. 魚骨による虫垂炎では術前に画像検査 (CT検査・腹部超音波検査) で魚骨の陰影を確認できる症例が多い. 術式は虫垂切除術が基本であるが, 穿孔例では炎症の波及や腫瘤形成などから回盲部切除術を必要とする場合もある. 魚骨による虫垂炎は穿孔発生率が高いため, 早期に手術に踏み切った方がよいと思われ, 病歴や画像所見から総合的に判断し, 正確・迅速に診断を下すことが重要である.}, pages = {243--247}, title = {魚骨の虫垂への迷入により急性虫垂炎をきたした1例}, volume = {131}, year = {2017} }