@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008273, author = {任, 書晃}, issue = {5}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {May}, note = {内耳蝸牛を満たす内リンパ液は, +80mVを示す特殊な細胞外液である. この高電位は聴覚に必須である. その起源は蝸牛側壁であることが以前より知られてきた. 血管条とそれに隣接するラセン靭帯からなる側壁は, 機能的に内外2層からなる上皮様組織とみなすことができる. 我々は, 内リンパ液高電位が蝸牛のK^+輸送機構により制御される側壁のK^+動態に依存することを, 実験科学および理論科学を介して明らかにした. さらに近年, 複数のK^+輸送分子が発現するラセン靭帯では, Na^+, K^+-ATPaseのみが蝸牛のK^+輸送に寄与することを見出した. これらの成果は, 聴覚の仕組みの理解を進めるのみならず, 内リンパ液高電位の低下に伴う難聴の発生機序の解明に貢献すると期待される.}, pages = {257--266}, title = {聴覚を支える内耳蝸牛におけるカリウムイオン輸送機構}, volume = {131}, year = {2017} }