@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008195, author = {利川, 千絵 and 佐藤, 信昭 and 金子, 耕司 and 神林, 智寿子 and 本間, 慶一}, issue = {10}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Oct}, note = {乳癌の晩期再発の多くはER陽性, HER2陰性乳癌の中でも再発リスクが低いタイプと報告されているが,再発予測因子は明らかになっていない.近年,luminal A type (エストロゲン受容体 : ER陽性,HER2陰性,Ki-67 index<14%)ではリンパ節転移0-3個でも大部分は化学療法しない傾向にある.今回, ER陽性, HER2陰性でpN0の低リスクからリンパ節転移0-3個まで対象を拡大して晩期再発のリスクを検討した.当院の1998年1月~2007年12月の原発乳癌手術2739例中,閉経後, ER陽性, HER2陰性, n0-3個の920例を対象とし, 5年以降の晩期再発(晩期群) 22例(2.4%) と対照として2年以内の再発(早期群) 9例(1.0%)の臨床病理学的因子を比較した両群に差を認めた病理学的因子は腫瘍径とリンパ管侵襲であった.リンパ節転移,プロゲステロン受容体(PgR),Ki-67, P53, アンドロゲンレセプター(AR)などの因子では両群間で差は認めなかった.早期群では核異型度3が多い傾向がみられ,晩期群,早期群の両群ともKi-67>14%が多かった.術後補助療法は晩期群で12例(55%)に,早期群で6例(67%)に施行され,両群に差はなかった.再発後の1次治療で6か月以上の病勢制御が得られたのは,両群間に有意差は認めなかった.再発後生存率は,晩期群が2年,5年で67%,36.2%,早期群は67%,33.3%であり,両群間で差は認めなかった(P=0.65).}, pages = {611--616}, title = {閉経後・ER陽性乳癌晩期再発例の検討 : 早期再発例との比較}, volume = {131}, year = {2017} }