@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00008170, author = {島田, 能史}, issue = {11}, journal = {新潟医学会雑誌, 新潟医学会雑誌}, month = {Nov}, note = {次世代シークエンサーを用いた包括的な癌関連遺伝子変異解析により,大腸癌を含む固形癌患者に対するPrecision Medicineが可能となる.次世代シークエンサーによる遺伝子変異解析においては,ホルマリン固定パラフィン包埋サンプルの精度管理が重要である.ホルマリン固定パラフィン包埋サンプル作製において重要な点は, 10%中性緩衝ホルマリン固定液を使用すること,固定時間は48時間以内とすることである.また,ホルマリン固定パラフィン包埋サンプルの経年劣化を考慮して7年以内に解析を行うことである.これまで大腸癌を含む固形癌患者に対する薬物療法は,臓器ごとに縦割りに行われてきた.しかし,現在ではドライバー遺伝子変異により,対応する薬剤が臓器横断的に使用されるようになってきている.例えば,HER2陽性の乳癌および胃癌に対して,抗HER2療法が有効である.近年では,HER2陽性の大腸癌に対しても,抗HER2療法の有効性が示されている. このように,今後はHER2などの分子標的薬と関連するバイオマーカーを基盤とした臓器横断的分類が重要となると考えられる.}, pages = {622--625}, title = {2 大腸癌のPrecisionMedicineに向けて(シンポジウム Precision Cancer Medicine, 第722回新潟医学会)}, volume = {131}, year = {2017} }