@article{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00007273, author = {戸田, 有一 and 西海, 巡 and 吉田, ひろみ}, journal = {教育実践総合研究, 教育実践総合研究}, month = {Jun}, note = {本研究は,鳥取大学教育地域科学部附属小学校で実施されてきた紙上相談ピア・サポート実践に対する児童の評価を質問紙調査によって調べた結果を報告するものである。この紙上相談ピア・サポートは,対コミュニティ返答相談として,ある学校にある時期に学ぶ子どもたちの問題を,ピア・サポーター役の子どもたちとともに考えて,子どもたち全体に返していこうとする実践である。その実践の効用を評価するために,鳥取大学教育地域科学部附属小学校4年生71人,5年生72人,6年生73人(全体で,216人。男子97人,女子119人)に質問紙調査を実施した。調査内容は,(1)紙上相談の効用(相談者にとっての効用と読者全体にとっての効用)(2)C-フレンズへの参加希望とその理由などである。その結果,相談者にとっては,気持ちが楽になったり,また,結果的に問題の解決に結びついたこともあったりしたことが示されており,一定の効用はあったことがうかがえる。ただし,相談に応じてもらえていない,回答の内容が不十分である,あるいは解決してもらえていないという感想も寄せられており,改善の余地もあることがうかがえる。いやがらせの抑止効果も限定的ながら見られたが,活動内容に関する広報や相談システムをより充実させてから再度調査を行う必要があると考えられた。C-フレンズへの参加希望者の動機は,「返礼」「貢献」「自尊感情」という記述内容がよく見られたが,この動機と活動への関与とのかかわりについては,今後のさらなる検討を要する。上記の他にも,自由記述の分析などを行い,1)活動内容の広報,2)小学生の質問への中学生による回答,3)対個人返答相談よる回答,4)相談提出の機会の保障,5)C-フレンズへのフィードバックに関しての改善提案を行った。}, pages = {25--38}, title = {小学校における紙上相談ピア・サポート実践の評価}, volume = {2}, year = {2003} }