@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005958, author = {堅田, 朋大}, month = {Sep}, note = {【目的】Gemcitabine(以下GEM)の代謝経路において,リボヌクレオチド還元酵素の調節サブユニットであるRibonucleotide Reductase M1(以下RRM1)はGEMの作用機序に重要な働きを示すkey molecularとされている.本研究の目的は,肝内胆管癌におけるRRM1発現を免疫組織化学にて検討し,GEM基盤の術前化学療法の効果とRRM1発現との関連を明らかにすることにある.【対象と方法】1992年1月から2012年12月までに当科で根治切除が施行された肝内胆管癌43例を対象とした.術前に高度局所進展のため根治切除が困難・不能と診断された4例に対して,GEM基盤の術前化学療法(GEM単剤2例,GEM+TS-1併用2例)を施行した.術前化学療法の治療効果はRECISTガイドラインに準じて判定した.RRM1発現は免疫組織化学により評価され,陽性または陰性に分類した.【結果】RRM1発現陽性は43例中27例(63%)であった.GEM基盤の術前化学療法が施行された4例全例で重篤な有害事象の発生はなく,化学療法前に立案していた術式の遂行が可能であった.術前化学療法を施行した4例中3例はRRM1発現陽性であり,腫瘍縮小率は11%,14%,25%であり,治療効果は安定(SD)と判定された.残り1例はRRM1発現陰性で,腫瘍縮小率は68%であり,部分奏功(PR)と判定された.【結論】GEM基盤の術前化学療法の効果はRRM1発現と関連していることが示唆される.高度局所進展を伴う肝内胆管癌に対するGEM基盤の術前化学療法は安全に施行でき,かつ立案術式を遂行可能であるため,十分に認容されるものである., 学位の種類: 博士(医学). 報告番号: 甲第4362号. 学位記番号: 新大院博(医)甲第775号. 学位授与年月日: 平成29年9月20日, 新潟医学会雑誌. 2015, 129(1), 21-28., 新大院博(医)甲第775号}, title = {肝内胆管癌におけるRibonucleotide Reductase M1発現の臨床学的意義 : Gemcitabine治療抵抗性}, year = {2017} }