@misc{oai:niigata-u.repo.nii.ac.jp:00005781, author = {打野, 亮}, month = {Mar}, note = {ラミンタンパク質は、核膜(Nuclear envelope)内の核ラミナと呼ばれる構造体を形成する主要な成分である。核ラミナは核膜内の核質側に存在しDNAを含むクロマチンと相互作用し、ラミナ結合ドメイン(Lamina-Associated Domains:LADs)と呼ばれる巨大なクロマチンドメインを形成する。このドメインは遺伝子発現およびDNA 複製を制御していると考えられている。この核内機能に加え、ラミンタンパク質は核膜を貫通しているLINC(Linker of Nucleoskeleton and Cytoskeleton)複合体と相互作用し、核外である細胞質にある細胞骨格の構造および機能を制御することも示されている。近年のヒト遺伝子疾患のゲノム研究から、ラミン遺伝子に変異が生じることで、筋ジストロフィーを含む多様な遺伝子疾患が引き起こされることが示され、ラミンタンパク質の核内外の機能が細胞分化も含めた組織特異的な機能に重要であることが考えられている。しかし、その実体は殆ど明らかになっていない。本研究では、ラミンタンパク質の核内および核外の機能を生体内(in vivo)で明らかにするために、ショウジョウバエを用いて遺伝学的および免疫組織化学的な解析を進め、ラミンの筋肉組織形成の機能とクロマチンドメイン形成の機能について新たな知見を得たのでそれぞれ第1章、第2章にまとめ報告する。, 学位の種類: 博士(理学). 報告番号: 甲第4174号. 学位記番号: 新大院博(理)甲第403号. 学位授与年月日: 平成28年3月23日, 新大院博(理)甲第403号}, title = {ラミンタンパク質によるクロマチン構造の形成と筋肉組織分化の制御機構に関する研究}, year = {2016} }